20241120

YASHICA – digiFilm 200

24時間営業のファミレスもない田舎町、数軒の居酒屋と間口の狭そうなスナック、そのことに不便はないけれど、夜は自宅で過ごす以外に選択肢がないことにふと味気なさを感じる。とはいえ仕事帰りに、今日は遠回りして外食でも、と思ったそばから、一日中留守番をしている猫を想って結局は帰宅を急いでしまう。

夜のスターバックス、窓側の席が好きだった。ワインバーのカウンターで美術に関係のない誰かの話を聞くのが好きだった。その、私の体がぴったりと景色に張り合わさる感覚を愛した。夜空を見上げれば住人と星の数が、住みなれた街とは逆転している、ここで、このまま、増殖する星にまみれるように透明になれるんだろうか、私は。